2006/12/31

神神を感じる瞬間

今、体のそこから湧いてくる感謝の気持ち。

しみじみと嬉しく、しみじみと幸せ。

人々に支えられ自分を取り戻すことができた今年。

家族に恵まれた今年。

2007年は良い作品を創りたい。

この愛を作品にして伝えたい。

自分に望むことはそれが全て。


ほんとうにありがとうございます。

2006/12/22

「知ってほしい知られざる日本」WASABIより  

「知ってほしい知られざる日本」  岡林里依

高知県安芸市に生まれた私は

大変美しい自然の中で育ちました。

名もない美しい場所は多く存在し

その一つをお伝えするのは難しい。

日ごろ私が最も大好きで、

心慰めてくれる、

また勇気を与えてくれるものが

この東京にあります。

それは、ライトアップされた東京タワーです。

やさしい光、懐かしい暖かな、

沢山のエネルギーを感じさせる、

まるで東京中を護っているかのような

美しい存在です。


そして、まもなくその東京タワーも

2006から2007へ。

新しい年の始まりです。

2006/12/18

ヴァンサンカン「25ans」マチュアへの旅立ち

2005年1月から12月まで

ヴァンサンカン「25ans」巻頭ページに

連載させていただいた「マチュアへの旅立ち」は

鈴木東子さんの才気溢れる文章とともに

大変楽しい

私にとっては大変意味のある仕事でした。


来年はその連載の作品を

沢山の方たちに観て頂きます。

9月6日からの静岡の伊勢丹を皮切りに

各地で個展を予定しています。

新年はそのための制作からスタートいたします。

2006/12/13

感謝

日頃ご無沙汰ばかりの私である。

お声を聞いた途端、

不義理をしている自分を恥ずかしく思った。

服飾デザイナーとして


御自分の世界を築いてこられた方だ。

都内のホテルで、私の作品集「鏡の奥」を見つけ

本屋さんに注文して購入してくださったこと。

今月の婦人画報で、

時計の広告に作品を使って頂いているのを

ご覧下さったこと。

「影でいつも応援していますから」

大きな力をいただいた。
と。

2006/12/12

メリハリのある生活

危ないなと思った途端、

悪い風邪をひいてしまった。

クリスマスまで

ぎりぎりのスケジュールを組んでしまっていた私は

3日間の予定をキャンセルしたり

変更しなければならなくなり

迷惑をかけてしまった。

楽しみにしていたことが多かったのに

残念でたまらない。

自分のための時間に空けてあった2日間も

体調を戻すことに励んだ。

合計5日間、、。。

今年の前半までの一年間で

自分の心と体の限界点をはっきりと知り

それだけは自分で守るしかないと気づき

ずい分改革をしたつもりだった。

 「そんな仕事の仕方ではいけない」と

日頃尊敬している方から

アドバイスも受けていたのに

創造する時のコントロール出来ないリズムを

まだ仕方がないなどと思い込んでいたことが

どんなに傲慢なことだったか。


良い仕事がしよう。


メリハリのある生活を心がけながら。 
 

2006/12/11

水澤観世音と、水澤饅頭

水澤観世音の敷地の中に

水澤饅頭が誕生した。

竹墨と緑茶でできた薄皮と

上品な餡

本業でないオーナーが

ひたすら皆様に喜んでいただきたいと

試作を重ね、楽しみながら作り上げた萬寿。

ほんの少しだが


ご縁を頂いて協力させていただけたことが

とても嬉しく、有難い。


早速、水澤観世音にお参りに行ってきた。

お正月三が日は全国から

何と23万人も参拝客があるという。

きっと幸せを運ぶお饅頭になることだろう。


水澤観世音
http://www.mizusawakannon.or.jp/home.htm

群馬県渋川市
 

2006/12/08

自由であること

「時間外だけどアトリエバザールに行きたい。」

3日、

フランスの女性ジャーナリストのドラ トーザンがやって来た。


私がラベルデザインをした日本酒「独楽蔵 然」を開ける。

ドラは、「あなたといると飲みすぎるから。」

などと言いながら、

(それはほんとは私の台詞です。笑)


ゆっくり作品を、小品から屏風

スカーフから手描きの着物塩沢紬160亀甲まで


丹念に丹念にご覧になった。

パリのお家は天井までの高さが、

5mもあるそうで、

きっと里依の作品が合うからと、

来年の4、5、6月ごろ

彼女が最も長くパリにいる季節にお邪魔する約束をした。。

「自分にとって何より大切なのは自由である。」

と、言い切る彼女を素晴らしいと思う。

自由であるということのそれが

どんなに大変なことかを知っているつもりの私は

彼女のその柔軟な強さを感じて

「ブラボー!!」と

夜空を仰いだ。

スカーフをひらひらさせ

独楽蔵を2本軽々と携えて

ドラは颯爽と帰っていきました。


最近彼女の書き下ろした著書

『パリジェンヌ流おしゃれな自分革命』
ドラ・ト-ザン著
発行・発売:飛鳥新社
定価:1800円(税別)
 

2006/12/02

アトリエバザール

通常の個展では扱わないような小さな作品を作った。
それも思い切ったカラーの額を選び、
それに合わせて作ってみた。

体が小さいからなのか、
大きい作品ばかり制作するのが好きな私は
小さい作品は本当は苦手なのだが、
今回の試みは楽しいものだった。

お客様にも楽しんでいただけている。
イエローの額の作品もお買い上げいただいた。
うれしい。
今後も時々面白い挑戦をしたいと思う。
http://www.r-design.jp/bazar.html

里依

2006/11/24

青い野菜

あっという間に今年もあと一月と少し、
一年の反省から来年は個展を多く計画している。

そうするといつの間にか制作モードになってきて
アトリエバザールを計画、珍しく小品を制作している。

制作していると一日の境目がなくなる。
雑事はこなすものの何かがつながったままである。

突然誰かの生の声を聞きたくなる。
面白いことにこういうときは限られた人の声だ。

途中で必ず電話したくなる友人が3人ぐらい、、。
ずうっと10年以上それは変わらない。

なんということは無しに声を聞く。
世の中とつながっている感じがして安心する。

今夜もちょっといいパーティがあるのにそれは諦めて制作する。
緊張した瞬間が至福のときなのである。

青い野菜だけは買いに出なくては。(笑)


里依

2006/10/30

嬉しいこと目白押し。

「Web2.0の鼓動」
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31793718
友人の荒井久氏の著書が本屋さんに並んでいる。
私には漠然としていてわからなかった「Web2.0」の世界について
全体像から具体例、そしてその可能性まで、
大変解りやすいリズミカルな筆致で書かれている。
こういう種類の本でも著者の個性が感じられるのだと驚いた。
すっきりした装丁も気持ちが良い。
沢山の方々が読んでくださると良いなと思う。

箱根彫刻の森美術館では
友人でオーストラリアを代表する彫刻家ピーター・ブリザード(Peter Blizzard)
の「聖なる大地2006」と題された展覧会が始まります。
2006年11月3日(金)~2006年12月3日(日)
http://www.hakone-oam.or.jp/schedule/index.html

オーストラリア メルボルンの近くの森をも含む広大な敷地の中に

PeterとLizは何年もかけてご自分たちの住まいを作り、
それぞれのアトリエを作り、3人のお子さんたちを育てあげ、
彼らもまた分野は違うが全員アーティストとしてすでに大活躍されている。
作り上げる力の偉大さ、愛も家族も作品も、多くの方々に是非ご覧頂きたい。

明日から TOKYO DESIGNER'S WEEK 2006
100%DESIGN TOKYO
が始まります。
http://www.100percentdesign.jp/

今年はどんな作品に出会えるか明日の公式レセプションも楽しみ。
東京中がデザイナーズウィークです。


里依





2006/10/26

on the edge of time

昨夜行ったMASSAのライブでの曲、
過去も未来もなく、今この瞬間、、、。

そう、あの絶壁に立ったような感覚、
危険なわけではないのに、
生死を分けるようなスリル感、
創作の瞬間を取り戻した。

里依

http://www.ok-massa.com/massa/profile.html

artcafe 1107 (恵比寿)
http://artcafe1107.com/

2006/10/14

東京タワー

台湾で6万部を売り上げているという
「Wa和Sa最Bi美」(2006秋季号)という雑誌で、
4ページに亘って私の仕事を紹介してくれている。

取材を受けたときは丁度仕事に追われ
心の準備がなかったせいか、
取材者の力か、
他の取材ではあまり話さないことが引き出され、
それが活字になったことで自分を客観的に捉えることが出来た。
いやこれは少々やせ我慢的な言い方かもしれない。

この十年ほどはひた走りに走って
あまり振り返らないことで、
乗り切ってきたところがある。

常に自分が感じている自分と、
結果としての自分に差(イメージの違い?)があること、
私は今、ほんの少しだけ
それを感じることができるようになった。

そのWASABIのページに
「知ってほしい知られざる日本」というテーマで
日本のどこかを紹介しなければならず、
考えた挙句、素直に選んだのが、
ライトアップされた東京タワー
頼りなげな夏のライトから
少し前に冬のライトになった。


里依









2006/10/12

芸術祭十月大歌舞伎


先日、10月大歌舞伎を堪能した。

毎回、衣装に舞台美術、そして大好きな浄瑠璃と、
楽しいことは多いのだけれど、
芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)の
狐の葛の葉(魁春)の動きを見ながら、
いつもは当たり前のように見ていた役者さんたちの
日ごろの鍛錬の素晴らしさを感じずにはいられなかった。

何かを作ろうとする時の
表に出ない影の部分の膨大な努力、
完成された美しいものには
常にそれがエッセンスとなり寄り添っている。

歌舞伎座ではいつも学ばせて頂いている。
http://www.kabuki-za.co.jp/

里依

2006/10/10

独楽蔵 然

お酒のラベル、それはとても楽しみにしていた仕事だった。

お話が決まってから、蔵元に出向き、
その土地を味わい、水を頂き、
蔵元の歴史をうかがい、杜氏の方も3代に及ぶという、、、
そういう全てを受けとって、さて次は、そのお酒である。

お酒を味わいながら、時々味わいながら、組み立てていく、、、。。
まるで天から降りてくるのを待つように、ひたすらそれらに集中する。
自分の体がボトルになったように、その服を作る。

そしてようやく、そのラベルを纏ったお酒が出来上がりました。

それは福岡県久留米のお酒、
蔵元は 株式会社 杜の蔵
お酒は特別純米「独楽蔵 然」
http://www.morinokura.co.jp/index.htm

3種のラベルから一つに選びきれないと、ただいまキャンペーン中で
3種のラベルをお楽しみいただけます。
飲めば飲むほどに幸せになるような、そんな美味しいお酒です。

里依

2006/10/05

折々に

折々に、、、。

毎日毎日沢山のことが過ぎていく。

心が感じながら過ぎていく。

どこかに留めておきたいと思うのに、

どんどんとただひたすら過ぎていく。

ホンの少しだけ立ち止まり、書いていきたい。