2007/04/26

携帯電話

昨日は肝を冷やした。
2箇所で打ち合わせ、最後の打ち合わせを終えて帰宅したら

携帯電話のないことに気づいた。

どこかにもぐってしまったかと、固定電話から電話をしてみる。
懐かしい音がしない。どこからも着信音が聞こえて来ない。
たちまちひどい不安に陥った。

打ち合わせをした会社に電話、会議室をチェックしていただく。
ない。どうしたのだろう。

いきなり記憶喪失に陥ったかのように何がなんだかわからなくなる。

1番目の打ち合わせは、赤坂オーバカナールだった。
焦っているから電話番号を検索してもなかなか見つけられない。
その間の自分の一部を失ったような感覚は、

これまで予想だにしなかったことである。

初めて携帯電話を持つ時

かなり抵抗した自分がいたことを思い出した。
電話に追っかけられるなんてごめんだと。
必要があって持ってみると、
使いようによっては却って自由を得られると喜んだものだった。

ようやく連絡が取れ、保管されていることを確認、
携帯を手にした帰り道、どっと疲れが出、ひどく落ち込んだ。
いつのまにかそれは、

最も注意しなくてはならない”厄介なもの”のひとつになってしまっていた。