2008/04/21

作品 心の調べ







この作品を観るたびにコートダジュールの光を思い出す。

必ず心に甦る光景、アンティーヴのピカソ美術館。


絵を描くときに、私は「あれを描こう、これを描こう。」という思いを抱けない。

何か、言葉に出来ない、説明がつかない、自分の気づいていない、

自分の中に眠っているもの、まるでそれの掘り起こし作業のように

作品を作っているような気さえする。


バルセロナ、パリ、、、数あるピカソ美術館の中で私が最も好きなアンティーヴ。

その思いがこの作品を生み出したのかもしれない。

真っ白な特注の漆喰の額におさめられ、

夢に向かって進む持ち主のもとで、実力を超えた光を放っています