2008/04/21

作品 nontitled


良い人間でありたいと思ってきた。

良い人間てなんなのだろう。

制作以外のことが上手に出来なくなってきている自分。

それ以外のことは本当はやりたくないのかもしれない自分。

自分でしか居られない自分にようやくなってきたのかもしれない。


さて、この作品はめずらしくドーサの効いた厚口の麻紙に描いたものです。

「滲みの出ない紙なんて」と、がっかりしたのに、

突然集中して一気に書いたのを覚えています。

落款の場所に苦労しました。

しかしその「落款」が、この作品を自由にしたらしい。

私にはこの作品はまるで機械仕掛けのように動いて見えるのですが、

皆さんにはどのように見えるのでしょうか。